*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米雇用改善も日本の円安牽制を意識
24日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今晩の米経済指標で雇用情勢改善が示されれば、減速懸念の後退によるドル買いが先行の見通し。ただ、日本政府の円安牽制が意識され、ドルの重石となりそうだ。
前日発表された米7-9月期国内総生産(GDP)速報値は予想外に強い内容となり、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測の後退で米金利高・ドル高が進行。ただ、ドル買いは続かず、ユーロ・ドルは1.1760ドル台から1.18ドル付近に浮上、ドル・円は156円半ばから156円付近に失速した。本日アジア市場で日本の円安牽制を意識した円買いが先行したものの、ドル・円は下値の堅さが目立ち値を戻す場面もあった。
この後の海外市場は米経済指標にらみ。今晩の新規失業保険申請件数が良好なら、FRBの利下げペース鈍化の観測が強まり、米長期金利の上昇を通じてドル買いに振れやすい。一方、日本の財政悪化懸念は根強く、円買い圧力を抑える要因となりそうだ。ただ、日本政府が円安牽制のトーンを強めていることから、為替介入への警戒感が円買い圧力として作用しよう。もっとも、休暇シーズンの流動性低下を背景に値動きは限定的とみられる。
【今日の欧米市場の予定】
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(前回:22.4万件)
<CS>
前日発表された米7-9月期国内総生産(GDP)速報値は予想外に強い内容となり、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測の後退で米金利高・ドル高が進行。ただ、ドル買いは続かず、ユーロ・ドルは1.1760ドル台から1.18ドル付近に浮上、ドル・円は156円半ばから156円付近に失速した。本日アジア市場で日本の円安牽制を意識した円買いが先行したものの、ドル・円は下値の堅さが目立ち値を戻す場面もあった。
この後の海外市場は米経済指標にらみ。今晩の新規失業保険申請件数が良好なら、FRBの利下げペース鈍化の観測が強まり、米長期金利の上昇を通じてドル買いに振れやすい。一方、日本の財政悪化懸念は根強く、円買い圧力を抑える要因となりそうだ。ただ、日本政府が円安牽制のトーンを強めていることから、為替介入への警戒感が円買い圧力として作用しよう。もっとも、休暇シーズンの流動性低下を背景に値動きは限定的とみられる。
【今日の欧米市場の予定】
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