大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 50570 +80 (+0.15%)
TOPIX先物 3427.5 -4.0 (-0.11%)
シカゴ日経平均先物 50575 +85
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
23日の米国市場は、NYダウ、 S&P5000、ナスダックの主要な株価指数が上昇。2025年7~9月期の米実質国内総生産(GDP)が市場予想を上回り、米経済の好調を示したことが好感された。12月の米消費者信頼感指数は予想を下回ったが、米連邦準備理事会(FRB)が景気に配慮した政策を続けるとの見方に向かわせ、景気敏感株やハイテク株に買いが入った。
NYダウ構成銘柄では、エヌビディア
シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比85円高の5万0575円だった。日経225先物(3月限)は日中比20円安の5万0470円で始まった。直後につけた5万0410円を安値にロング優勢からプラス圏での推移が続き、米国市場の取引開始後に5万0720円まで買われる場面もみられた。その後は軟化し中盤にかけて5万0440円まで売られたが、終盤にショートカバーが入り、5万0570円でナイトセッションの取引を終えた。
シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時5万0720円まで買われ、ボリンジャーバンドの+1σ(5万0640円)を上回る場面もみられた。買い一巡後は同バンドに上値を抑えられており、+1σ水準での攻防が続きそうである。利益確定に伴うロング解消や戻り待ち狙いのショートが入りやすい水準だが、足もとで下値を切り上げてきていることで、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
米国ではエヌビディア
クリスマスを前に海外勢のフローは限られ、スキャルピング中心のトレードとなろうが、+1σを再び捉えてくる局面ではショートカバーを狙ったロングが強まりやすいとみておきたい。
そのため、オプション権利行使価格の5万0250円から5万0750円辺りのレンジを想定する。週間形状では上向きで推移する13週移動平均線(4万9570円)を支持線とした+1σ(5万1220円)とのレンジを継続している。日足の+1σを明確に上抜けてくると、週足の+1σを捉えてくる展開が意識されそうだ。
23日の米VIX指数は14.00(22日は14.08)に低下した。一時13.64と昨年12月上旬以来の14.00を割り込む場面もみられており、リスク選好に傾きやすい状況である。
昨日のNT倍率は先物中心限月で14.71倍(22日は14.79倍)に低下した。前日に抵抗線として意識されている75日線(14.78倍)を捉えてきたことで、リバランスの動きとなった。ただ、足もとの上昇で-1σ(14.70倍)を上回ってきたため、-2σ(14.56倍)とのレンジから、-1σと中心値である25日線(14.83倍)とのレンジに移行している。75日線を明確に上抜けると、レンジ上限を意識したNTショートの巻き戻しが強まりやすいだろう。
株探ニュース
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