*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は下げ渋りか、米中摩擦や米利下げを意識も下値は堅い
15日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米中貿易摩擦や米金融緩和が意識され、ドル売りに振れやすい。日本の政治情勢の不透明感で円買いも続く。ただ、前週末の153円台から大きく下げ、下落ペースは緩慢とみられる。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は前日の講演で雇用とインフレの見通しに大きな変化はないとしながらも、雇用面の下振れリスクを指摘。それを受け追加利下げ観測により米金利は失速し、ドル売り地合いに。ユーロ・ドルは1.15ドル半ばから1.16ドル台に再浮上し、ドル・円は152円10銭台から151円60銭台に失速。本日アジア市場で米中貿易摩擦の激化が懸念されており、ドル売り・円買いの地合いを強めた。
この後の海外市場は米中関係と米金融政策が注目される。トランプ米大統領は中国に対して11月から100%の追加関税を賦課する方針で、引き続き米中通商摩擦を懸念したドル売り・円買いに振れやすい。また、前日のパウエル氏の発言でFRBの緩和的な金融政策の継続が意識され、ドル売り基調が見込まれる。一方,日本の政治情勢はなお不透明感を深め、新政権発足に遅れが生じる見通し。ただ、153円台から下落ピッチが速くドルに買戻しも想定される。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏 8月鉱工業生産(予想:前月比-1.8%、7月:+0.3%)
・21:30 米・10月NY連銀製造業景気指数(予想:0.0、9月:-8.7)
・03:00 米・地区連銀経済報告
<CS>
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は前日の講演で雇用とインフレの見通しに大きな変化はないとしながらも、雇用面の下振れリスクを指摘。それを受け追加利下げ観測により米金利は失速し、ドル売り地合いに。ユーロ・ドルは1.15ドル半ばから1.16ドル台に再浮上し、ドル・円は152円10銭台から151円60銭台に失速。本日アジア市場で米中貿易摩擦の激化が懸念されており、ドル売り・円買いの地合いを強めた。
この後の海外市場は米中関係と米金融政策が注目される。トランプ米大統領は中国に対して11月から100%の追加関税を賦課する方針で、引き続き米中通商摩擦を懸念したドル売り・円買いに振れやすい。また、前日のパウエル氏の発言でFRBの緩和的な金融政策の継続が意識され、ドル売り基調が見込まれる。一方,日本の政治情勢はなお不透明感を深め、新政権発足に遅れが生じる見通し。ただ、153円台から下落ピッチが速くドルに買戻しも想定される。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏 8月鉱工業生産(予想:前月比-1.8%、7月:+0.3%)
・21:30 米・10月NY連銀製造業景気指数(予想:0.0、9月:-8.7)
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