NECは、システム運用で発生する問い合わせやインシデントなどの管理を効率化するITサービスマネジメントツール「WebSAM IT Process Management クラウド V2」に、作業の効率化や品質改善に寄与する生成AI連携オプションを追加して、12月20日より販売開始します。

　NECでは、現行の「WebSAM IT Process Management クラウド V2」を自社のシステム運用に活用し、そこで培った知見やデータを蓄積することで、生成AIを組み合わせて効率化や品質向上への効果が高い作業を選定し、オプション機能として追加しました。
　新オプション機能では、従来人手のみで行っていた「回答文の作成」や「対応履歴の要約・引継ぎ」、運用管理者や責任者による「回答文のレビュー」の作業に生成AIを組み込むことで、回答品質の向上・平準化、コミュニケーションの円滑化を図ることができ、オペレータの業務効率化に貢献します。　


「WebSAM IT Process Management クラウド V2 AIオプション」利用イメージ


新オプション機能の主な特長は以下の通りです。

１．回答文の自動作成
問い合わせに対して、「回答者の立場」「回答先」「目的」の条件を入力することで、インシデント・問い合わせ内容と回答方針を踏まえた回答文案を生成AIにより自動作成します。これにより、回答先への迅速な対応や回答品質の向上・平準化を支援します。

２．対応履歴の要約表示
問い合わせ単位ごとの対応履歴を生成AIにより要約表示することで、運用担当者は全ての対応履歴を詳細に確認することなく要点を素早く把握できるため、関係者との情報共有やエスカレーション対応作業などの効率化が可能です。

３．回答文のレビュー実施
従来、運用担当者が作成した回答文のレビューを細部まで全て運用管理者や責任者が確認を行っていたことに対して、「表記の統一」「応急対処・暫定対処」「復旧見込み」などの定形的なレビュー観点を条件登録することで、生成AIが回答文の自動レビューを実施します。運用管理者や責任者は、本質的なポイントの確認に注力できるため、レビュー作業の負担軽減や回答品質の向上を支援します。

　NECが開発する”使いやすさ”に特化したITサービスマネジメントツール「WebSAM IT Process Management クラウド V2」は、生成AIを活用することで、より効率的で信頼性の高いITサービスマネジメントの実現や、企業価値の向上に貢献します。





　NECはDXに関して、ビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3軸で、戦略構想コンサルティングから実装に導くオファリングなど、End to Endのサービスを提供しています。さらに、従来型のSIerから「Value Driver」への進化を目指し、その価値創造モデルを「BluStellar(ブルーステラ)」(注1)として体系整理しました。業種横断の先進的な知見と研ぎ澄まされた最先端テクノロジーによりビジネスモデルを変革し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導きます。

以上

（注1）






「BluStellar(ブルーステラ)」は実績に裏打ちされた業種横断の先進的な知見と長年の開発・運用で研ぎ澄まされたNECの最先端テクノロジーにより、ビジネスモデルの変革を実現し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導き、お客様を未来へ導く価値創造モデルです。https://jpn.nec.com/dx/index.html


＜本サービスについて＞
　URL：https://jpn.nec.com/websam/itprocessmanagement/v2/kinou/ai.html

＜本件のお問い合わせ先＞
　NEC　テクノロジーサービスソフトウェア統括部
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