エスケーエレクトロニクス <6677> [東証Ｓ] が5月12日大引け後(15:30)に決算を発表。25年9月期第2四半期累計(24年10月-25年3月)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の23億円に急拡大し、従来予想の20億円を上回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の37億円→38億円(前期は30.5億円)に2.7％上方修正し、増益率が21.1％増→24.3％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益は前年同期比32.8％減の14.9億円に落ち込む計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の124円→128円(前期は109円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比38.2％増の8.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の7.2％→13.0％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　大型フォトマスク事業において、中国市場でのテレビ向けおよびスマートフォン向けフォトマスク需要が想定を上回ったことにより、2025 年２月 10 日に公表しております中間期累計期間の業績予想を上回りました。下期のフォトマスク需要は、上期水準を見込んでおり、公表しております通期連結業績予想を修正いたします。また、同様の理由に加え、為替差損等を計上したことにより通期個別業績予想を修正いたします。

　2025年9月期の期末配当金につきましては、通期連結業績予想の上方修正を行ったことから、当社配当方針に基づき、公表しております配当予想に対して４円増となる、１株当たり128円に修正いたします。