コーセー <4922> [東証Ｐ] が11月11日大引け後(15:30)に決算を発表。24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比1.8％減の206億円となった。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の208億円→211億円(前期は202億円)に1.4％上方修正し、増益率が2.7％増→4.2％増に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の126億円→80億円(前期は116億円)に36.5％下方修正し、一転して31.4％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の19.1億円→22.1億円(前年同期は61.9億円)に15.6％増額し、減益率が69.0％減→64.2％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比74.3％減の18億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の7.5％→6.4％に悪化した。

株探ニュース