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高千穂交易のニュース
*11:02JST テリロジーHD Research Memo(2):「独立自尊を旨とするユニークなICT事業集団」を目指す
■会社概要
1. 会社概要
テリロジーホールディングス<5133>は(株)テリロジーが2022年11月1日付で単独株式移転の方式により設立した持株会社である。独立系ITテクノロジー企業グループとしてネットワークセキュリティ関連やソリューションサービス関連を中心に展開し、産業や社会のDXに貢献するとともに、M&Aも積極活用しながら「独立自尊を旨とするユニークなICT事業集団」を目指している。2025年3月期末時点の本社所在地は東京都千代田区九段北、総資産は7,109百万円、純資産は2,870百万円、自己資本比率は39.7%、発行済株式数は17,111,742株(自己株式29,710株を含む)である。なお2022年8月に兼松エレクトロニクス(株)と資本業務提携、2024年8月に高千穂交易<2676>と資本業務提携し、兼松エレクトロニクスと高千穂交易が同社の第2位株主(いずれも持株比率5.01%)となっている。
同社グループ(2025年5月末時点)は持株会社である同社、連結子会社6社、及び持分法適用関連会社3社の合計10社で構成されている。連結子会社はテリロジー、(株)コンステラセキュリティジャパン((株)テリロジーワークスが2024年6月1日付で商号変更)、(株)テリロジーサービスウェア、(株)IGLOOO、クレシード(株)、ログイット(2024年3月に連結子会社化)、持分法適用関連会社はベトナムの合弁会社VNCS Global Solution Technology Joint Stock Company、アイティーエム(株)(さくらインターネット<3778>の連結子会社)、ベトナムのPeaSoft Vietnam Joint Stock Company(2025年5月にクレシードが資本業務提携。以下、PeaSoft)である。なお2023年10月に連結子会社化した(株)エフェステップについてはクレシードが2024年4月に吸収合併した。
このほか、2021年9月に環境DXベンチャーの(株)CBAと資本業務提携、2022年3月にテリロジーワークス(現 コンステラセキュリティジャパン)が日本サイバーディフェンス(株)と資本業務提携(2023年5月に株式追加取得して出資比率引き上げ)、2023年2月にイスラエルのベンチャー投資ファンド「ILVPFUND,LIMITEDPARTNERSHIP」への出資契約締結、2024年7月に「日本サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合」(兼松<8020>などが発起企業として同年4月設立)に出資企業として参画、2025年5月にサクサ<6675>と資本業務提携(同社出資比率は0.16%程度、サクサは持株比率5%を超えない程度)した。
2. 沿革
1989年7月にテリロジーは設立され、ネットワークセキュリティ関連領域における海外新興IT先端企業の製品取り扱いを主力として業容を拡大した。さらに同社グループオリジナル製品として、2012年6月にソフトウェア型プローブ製品「momentum」、2015年7月に運用監視サービス「CloudTriage」、2018年7月にRPA(Robotic Process Automation)ツール「EzAvater」を販売開始したほか、近年ではM&Aを積極活用(2021年3月にクレシードを連結子会社化、2024年3月にログイットを連結子会社化など)してシステム受託開発領域の拡大も推進している。
株式関係では、テリロジーが2004年12月にJASDAQ証券取引所に上場、2010年4月にJASDAQ証券取引所と大阪証券取引所(以下、大証)の合併に伴って大証JASDAQに上場、2013年7月に大証と東京証券取引所(以下、東証)の市場統合に伴って東証JASDAQに上場、2022年4月に東証の市場区分見直しに伴ってスタンダード市場へ移行した。そして2022年11月1日付でテリロジーが単独株式移転によって持株会社テリロジーホールディングスを設立し、持株会社のテリロジーホールディングスが東証スタンダード市場に新規上場(テリロジーは完全子会社となって上場廃止)した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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1. 会社概要
テリロジーホールディングス<5133>は(株)テリロジーが2022年11月1日付で単独株式移転の方式により設立した持株会社である。独立系ITテクノロジー企業グループとしてネットワークセキュリティ関連やソリューションサービス関連を中心に展開し、産業や社会のDXに貢献するとともに、M&Aも積極活用しながら「独立自尊を旨とするユニークなICT事業集団」を目指している。2025年3月期末時点の本社所在地は東京都千代田区九段北、総資産は7,109百万円、純資産は2,870百万円、自己資本比率は39.7%、発行済株式数は17,111,742株(自己株式29,710株を含む)である。なお2022年8月に兼松エレクトロニクス(株)と資本業務提携、2024年8月に高千穂交易<2676>と資本業務提携し、兼松エレクトロニクスと高千穂交易が同社の第2位株主(いずれも持株比率5.01%)となっている。
同社グループ(2025年5月末時点)は持株会社である同社、連結子会社6社、及び持分法適用関連会社3社の合計10社で構成されている。連結子会社はテリロジー、(株)コンステラセキュリティジャパン((株)テリロジーワークスが2024年6月1日付で商号変更)、(株)テリロジーサービスウェア、(株)IGLOOO、クレシード(株)、ログイット(2024年3月に連結子会社化)、持分法適用関連会社はベトナムの合弁会社VNCS Global Solution Technology Joint Stock Company、アイティーエム(株)(さくらインターネット<3778>の連結子会社)、ベトナムのPeaSoft Vietnam Joint Stock Company(2025年5月にクレシードが資本業務提携。以下、PeaSoft)である。なお2023年10月に連結子会社化した(株)エフェステップについてはクレシードが2024年4月に吸収合併した。
このほか、2021年9月に環境DXベンチャーの(株)CBAと資本業務提携、2022年3月にテリロジーワークス(現 コンステラセキュリティジャパン)が日本サイバーディフェンス(株)と資本業務提携(2023年5月に株式追加取得して出資比率引き上げ)、2023年2月にイスラエルのベンチャー投資ファンド「ILVPFUND,LIMITEDPARTNERSHIP」への出資契約締結、2024年7月に「日本サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合」(兼松<8020>などが発起企業として同年4月設立)に出資企業として参画、2025年5月にサクサ<6675>と資本業務提携(同社出資比率は0.16%程度、サクサは持株比率5%を超えない程度)した。
2. 沿革
1989年7月にテリロジーは設立され、ネットワークセキュリティ関連領域における海外新興IT先端企業の製品取り扱いを主力として業容を拡大した。さらに同社グループオリジナル製品として、2012年6月にソフトウェア型プローブ製品「momentum」、2015年7月に運用監視サービス「CloudTriage」、2018年7月にRPA(Robotic Process Automation)ツール「EzAvater」を販売開始したほか、近年ではM&Aを積極活用(2021年3月にクレシードを連結子会社化、2024年3月にログイットを連結子会社化など)してシステム受託開発領域の拡大も推進している。
株式関係では、テリロジーが2004年12月にJASDAQ証券取引所に上場、2010年4月にJASDAQ証券取引所と大阪証券取引所(以下、大証)の合併に伴って大証JASDAQに上場、2013年7月に大証と東京証券取引所(以下、東証)の市場統合に伴って東証JASDAQに上場、2022年4月に東証の市場区分見直しに伴ってスタンダード市場へ移行した。そして2022年11月1日付でテリロジーが単独株式移転によって持株会社テリロジーホールディングスを設立し、持株会社のテリロジーホールディングスが東証スタンダード市場に新規上場(テリロジーは完全子会社となって上場廃止)した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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