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日経平均株価のニュース
16日の株式相場見通し=下値模索か、米ハイテク株安も個別株物色は活発
16日の東京株式市場は強弱観対立のなかも主力株中心に軟調な地合いが想定される。日経平均株価は前日に大幅に水準を切り下げ、フシ目の5万円大台を割り込む場面があったが、個別株に対する物色意欲は旺盛で値上がり銘柄数の多さが目立った。きょうも日経平均と全体相場の体感温度に差が生じる可能性がある。前日の欧州株市場は総じて堅調な値動きを示した。欧州や米国での重要経済指標の発表を控え、全体的に様子見ムードが強かったものの、売り圧力も限定的で下値抵抗力が発揮された。米国株市場では政府機関の一部閉鎖の影響で通常より遅れ16日に開示される11月の米雇用統計に対するマーケットの関心が高いほか、18日発表の11月の米消費者物価指数(CPI)の内容を見極めたいとの思惑が漂うなか、ポジション調整の売り圧力が拭えなかった。ただ、景気敏感株などが底堅さをみせ、NYダウはわずかな下落にとどまっている。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は朝方こそ高く始まったものの、その後は終始軟調な値動きとなった。ここビッグテックと呼ばれるハイテクセクターの大型株に売られる銘柄が目立っており、この日もオラクル<ORCL>やブロードコム<AVGO>などが下げ止まらず、投資家のセンチメントを冷やした。バリュー株への資金シフトが観測されるなか、ダウとナスダック指数の値動きの違いが目を引く状況となっている。東京市場では米ハイテク株安が重荷となり、AI・半導体関連の主力銘柄には買い手控えムードが継続する公算が大きい。今週末に11月の全国消費者物価指数(CPI)の発表や、日銀金融政策決定会合の結果公表を控えており積極的な買いが入りにくい面もある。もっとも、前日は日経平均が660円あまりの大幅安となったものの値上がり銘柄数がプライム市場の76%を占めるなど個別株物色は活発であり、きょうも同様の地合いとなる可能性はある。
15日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比41ドル49セント安の4万8416ドル56セントと続落。ナスダック総合株価指数は同137.76ポイント安の2万3057.41だった。
日程面では、きょうは12月のS&Pグローバル日本製造業購買担当者景気指数(PMI)など。海外では8~10月期英失業率、12月のS&Pグローバル英PMI、12月のS&Pグローバルユーロ圏PMI、10月のユーロ圏貿易収支、12月の欧州経済研究センター(ZEW)独景気予測指数、11月の米雇用統計、9月の米企業在庫、10月の米小売売上高、12月のS&Pグローバル米PMIなど。
出所:MINKABU PRESS
15日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比41ドル49セント安の4万8416ドル56セントと続落。ナスダック総合株価指数は同137.76ポイント安の2万3057.41だった。
日程面では、きょうは12月のS&Pグローバル日本製造業購買担当者景気指数(PMI)など。海外では8~10月期英失業率、12月のS&Pグローバル英PMI、12月のS&Pグローバルユーロ圏PMI、10月のユーロ圏貿易収支、12月の欧州経済研究センター(ZEW)独景気予測指数、11月の米雇用統計、9月の米企業在庫、10月の米小売売上高、12月のS&Pグローバル米PMIなど。
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