午後:債券サマリー 先物は小反発、一時マイナス圏に沈む場面も

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/03/10 15:54
 10日の債券市場で、先物中心限月3月限は小反発。原油高がインフレ圧力を高めるとの懸念が和らいだものの、朝方の買いが一巡したあとは伸び悩み一時マイナス圏に沈んだ。

 トランプ米大統領は9日、米CBSテレビのインタビューで「イランとの戦争はほぼ完了した」と発言。米・イスラエルとイランの軍事衝突が早期に収束するとの期待感が広がり、足もとで急ピッチに上昇してきた原油先物相場の先高観が後退した。米原油先物相場が急落したことに加え、為替市場で円安の進行が一服したこともあってインフレ圧力への警戒感が後退し、債券先物は寄り付き直後に132円61銭をつける場面があった。ただ、中東情勢を巡る不確実性が依然として残っていることから買い戻しの域を出ず次第に上げ幅を縮小。内閣府が発表した25年10~12月期の国内総生産(GDP)改定値が速報値から上方修正されたことが重荷となった面もあった。午後に明らかになった日銀の国債買い入れオペの結果で、「残存期間1年超3年以下」の応札倍率が4.45倍(前回は3.15倍)と中期ゾーンでの売り意欲の強さが示されると、これが影響する形で一時132円31銭と値を消した。

 先物3月限の終値は、前日比1銭高の132円33銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日と同じ2.180%で推移している。

出所:MINKABU PRESS
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