ダウ平均は反発 最高裁がトランプ関税を無効と判断=米国株概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/02/21 06:35
NY株式20日(NY時間16:24)(日本時間06:24)
ダウ平均   49625.97(+230.81 +0.47%)
S&P500    6909.51(+47.62 +0.69%)
ナスダック   22886.07(+203.34 +0.90%)
CME日経平均先物 57240(大証終比:+400 +0.70%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。序盤は下げて始まったもののプラスに転じた。途中、再度マイナスに転じる場面が見られたものの、引けにかけて再びプラスに浮上する展開。取引開始前に発表の第4四半期の米GDP速報値と1月のPCE価格指数を受けて、米株式市場は序盤にネガティブな反応を見せていた。米株式市場にとってはダブルパンチとなった。

 米GDPは1.4%増と予想を大きく下回ったほか、PCE価格指数は予想を上回り、FRBの利下げ期待後退の動きを正当化する内容となっている。GDPについては、米政府機関閉鎖の影響のほか、個人消費と貿易が下押し要因となった。

 ただ、その後に米最高裁がトランプ関税の効力を認めないとの判断を下したことでダウ平均は一気にプラスに転じた。関税措置が無効と判断されれば株式市場は好感するとの予想も多かったが、その通りの展開。

 しかし、トランプ政権は別の手段に迅速に切り替える可能性が高く、判決回避のために利用できる複数の手段を持っていると見られている。実際にトランプ大統領は、世界的に10%の関税を課す大統領令に署名する方針を示し、さらなる関税発動を可能にする一連の調査を実施する方針も示していた。

 目の前の材料も出揃った中、次は来週のエヌビディア<NVDA>の決算が短期的に相場を動かす可能性があるとの指摘が出ていた。また、イラン情勢は引き続き緊迫化しており、トランプ大統領は限定的な軍事攻撃を検討していると述べていた。こちらは引き続き注視される。

 サイバーセキュリティのアカマイ・テクノロジーズ<AKAM>が決算を受け時間外で下落。ガイダンスを嫌気しており、通期と第1四半期の1株利益の見通しが予想を下回った。

 住宅不動産向けデジタルプラットフォームのオープンドア・テクノロジーズ<OPEN>が決算を受け大幅高。売上高が予想を上回ったほか、住宅販売件数も予想を上回った。

 床材の販売を手掛けるフロア&デコア<FND>が決算を受け上昇。既存店売上高の減収は予想以上だったものの、1株利益は予想を上回った。

 がん検査のグレイル<GRAL>が急落。多がん種スクリーニング検査「ギャレリ」について、ステージ3および4のがんの合計発生率を統計的に有意に低減するという主要評価項目を達成できなかったと発表した。

 首振り人形など玩具のファンコ<FNKO>が大幅高。アクティビスト(物言う株主)のプレザント・レイクが同社に出資していることを開示した。

 産金のニューモント<NEM>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。実現金価格も予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応。通期の帰属金生産量の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。

アカマイ<AKAM> 94.17(-15.42 -14.07%)
オープンドア<OPEN> 5.00(+0.35 +7.53%)
フロア&デコア<FND> 68.99(+2.87 +4.34%)
グレイル<GRAL> 50.21(-51.32 -50.55%)
ファンコ<FNKO> 5.24(+0.82 +18.55%)
ニューモント<NEM> 122.13(-3.27 -2.61%)

アップル<AAPL> 264.58(+4.00 +1.54%)
マイクロソフト<MSFT> 397.23(-1.23 -0.31%)
アマゾン<AMZN> 210.11(+5.25 +2.56%)
アルファベットC<GOOG> 314.90(+11.34 +3.74%)
アルファベットA<GOOGL> 314.98(+12.13 +4.01%)
テスラ<TSLA> 411.82(+0.11 +0.03%)
メタ<META> 655.66(+10.88 +1.69%)
エヌビディア<NVDA> 189.82(+1.92 +1.02%)
AMD<AMD> 200.15(-3.22 -1.58%)
イーライリリー<LLY> 1009.52(-13.70 -1.34%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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