ドル円、米CPIを受け152円台に再下落 FRBの利下げ期待が復活=NY為替概況
ドル円、米CPIを受け152円台に再下落 FRBの利下げ期待が復活=NY為替概況
きょうのNY為替市場、ドル円は戻り売りに押され、152円台に再び下落した。本日は押し目買いも見られ、一時153円台半ばまで買い戻されていた。しかし、NY時間に発表された米消費者物価指数(CPI)を受けて、売りが再び優勢となっている。
1月の米CPIは総合指数で前年比2.4%と予想を下回り、前回から鈍化していた。これを受けてFRBの利下げ期待が復活し、短期金融市場ではFRBの年内3回の追加利下げの確率が一時50%程度まで上昇。6月利下げの可能性も復活している。ただ、前月比では、コア指数がサービスコストの伸び拡大で上昇が加速していたことから、利下げ期待を強める動きまではなかった。
それでもエコノミストからは、「1月の強い指標への懸念が過ぎ去ったいま、FRBの金利正常化に向けた利下げの道筋が一段と明確になった」との声も出ている。しかし、「その道筋が短いのかあるいは長いのかは、雇用が引き続き改善の兆しを示すかどうかに左右される。今年は2回の利下げを引き続き見込んでおり、次回は6月を予想している」という。ドル円は引き続き、150円に向かう展開を継続している状況。
ユーロドルは、1.18ドル台での静かな値動きが継続。本日の21日線が1.18ドル台前半に来ていたが、その水準は維持されている。ただ、上値が重くなっている印象に変化はない。一方、ユーロ円も下げは一服していたものの、買い戻しの気配は見られず、181円台前半での推移。100日線が180.80円付近に来ているが、その水準をうかがう展開は継続している。
ECBは年内いっぱい政策金利を据え置くとの見方が基本シナリオだが、次の一手は利下げのリスクが明確に高まっているとの指摘がエコノミストから出ている。ユーロ高によるディスインフレ圧力、技術革新による物価抑制効果、中国が世界の貿易パートナーを多様化しようとしている点などを踏まえると、利上げよりも利下げの方が可能性の高いという。
外部リスクにより先行きは依然不透明だが、ECBは概ね現状に満足している。政策金利も中立水準にあり、インフレは現在2%を下回り、景気もリセッション(景気後退)からは程遠い状況にある。
ポンドドルは、ロンドン時間に一時1.35ドル台に下落していたものの、NY時間にかけて買い戻しが膨らみ、1.36ドル台半ばに戻す展開。本日の21日線が1.3620ドル付近に来ているが、その水準は維持されている状況となった。一方、ポンド円はロンドン時間に209円台まで買い戻されていたものの、NY時間にかけて208円台に伸び悩んだ。上値の重さが意識される展開となっている中、207円台前半に来ている100日線をなお視野に入れている。
ここ数カ月の調査から判断すると、英成長ペースは今年上半期に加速するはずだとの見方をエコノミストが示している。昨年10-12月期のGDPは前期比で僅か0.1%の伸びだったことで、英経済は2025年を低調に終えたことが確認された。消費は緩やかに増加したが、設備投資と輸出が急減したという。
ただ、今後数カ月は英中銀の追加利下げと欧州の貿易相手国における成長の強まりが支援材料になるはずだと述べている。しかし、根強い世界的な逆風と財政再建により、より有意義な加速は妨げられるとも語った。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
きょうのNY為替市場、ドル円は戻り売りに押され、152円台に再び下落した。本日は押し目買いも見られ、一時153円台半ばまで買い戻されていた。しかし、NY時間に発表された米消費者物価指数(CPI)を受けて、売りが再び優勢となっている。
1月の米CPIは総合指数で前年比2.4%と予想を下回り、前回から鈍化していた。これを受けてFRBの利下げ期待が復活し、短期金融市場ではFRBの年内3回の追加利下げの確率が一時50%程度まで上昇。6月利下げの可能性も復活している。ただ、前月比では、コア指数がサービスコストの伸び拡大で上昇が加速していたことから、利下げ期待を強める動きまではなかった。
それでもエコノミストからは、「1月の強い指標への懸念が過ぎ去ったいま、FRBの金利正常化に向けた利下げの道筋が一段と明確になった」との声も出ている。しかし、「その道筋が短いのかあるいは長いのかは、雇用が引き続き改善の兆しを示すかどうかに左右される。今年は2回の利下げを引き続き見込んでおり、次回は6月を予想している」という。ドル円は引き続き、150円に向かう展開を継続している状況。
ユーロドルは、1.18ドル台での静かな値動きが継続。本日の21日線が1.18ドル台前半に来ていたが、その水準は維持されている。ただ、上値が重くなっている印象に変化はない。一方、ユーロ円も下げは一服していたものの、買い戻しの気配は見られず、181円台前半での推移。100日線が180.80円付近に来ているが、その水準をうかがう展開は継続している。
ECBは年内いっぱい政策金利を据え置くとの見方が基本シナリオだが、次の一手は利下げのリスクが明確に高まっているとの指摘がエコノミストから出ている。ユーロ高によるディスインフレ圧力、技術革新による物価抑制効果、中国が世界の貿易パートナーを多様化しようとしている点などを踏まえると、利上げよりも利下げの方が可能性の高いという。
外部リスクにより先行きは依然不透明だが、ECBは概ね現状に満足している。政策金利も中立水準にあり、インフレは現在2%を下回り、景気もリセッション(景気後退)からは程遠い状況にある。
ポンドドルは、ロンドン時間に一時1.35ドル台に下落していたものの、NY時間にかけて買い戻しが膨らみ、1.36ドル台半ばに戻す展開。本日の21日線が1.3620ドル付近に来ているが、その水準は維持されている状況となった。一方、ポンド円はロンドン時間に209円台まで買い戻されていたものの、NY時間にかけて208円台に伸び悩んだ。上値の重さが意識される展開となっている中、207円台前半に来ている100日線をなお視野に入れている。
ここ数カ月の調査から判断すると、英成長ペースは今年上半期に加速するはずだとの見方をエコノミストが示している。昨年10-12月期のGDPは前期比で僅か0.1%の伸びだったことで、英経済は2025年を低調に終えたことが確認された。消費は緩やかに増加したが、設備投資と輸出が急減したという。
ただ、今後数カ月は英中銀の追加利下げと欧州の貿易相手国における成長の強まりが支援材料になるはずだと述べている。しかし、根強い世界的な逆風と財政再建により、より有意義な加速は妨げられるとも語った。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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