【本日の見通し】ドル安優勢も、日銀会合待ち

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/01/23 07:55
【本日の見通し】ドル安優勢も、日銀会合待ち
   
 昨日の海外市場でドル円は、158円台後半から158円台前半まで売りが出る展開となった。ユーロドルが1.16台後半から1.1750ドル超えまでユーロ高ドル安となるなど、ドルが全面安となっており、ドル円も上値が抑えられた。
  
 今日昼前後に結果が発表される日銀金融政策決定会合を前に、ポジション調整が入った面もある。日銀会合は前回12月会合で0.25%の利上げを実施した直後ということもあり、政策金利は据え置きで見通しが一致している。声明や会見も基本的には前回を踏襲すると見られているが、会見については直近で急騰している長期債利回りへの言及の有無が意識されている。利回りの低下が促されるようだと、相場にも影響が出てくるだろう。
  
 もう一つのポイントが「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」だ。年8回の日銀会合のうち、1、4、7、10月の会合に合わせて発表される同レポートでは、2026年度の物価見通しが注目されている。前回は消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)の前年比を+1.8%とし、7月時点の予測を維持した。今回は12月末をもって廃止となったガソリンの暫定税率を受けて、どの程度の下押し圧力がかかっているかが注目される。10月の展望レポート時点では廃止が確定しておらず、レポート内では「廃止された場合0.2%程度の下押しとなる」と示されていた。しかし、エコノミストの多くは0.3~0.5%の下押しと試算している。想定以上の下押しを受けて見通しが下方修正されるようだと、追加利上げ期待が後退し、円売りとなる可能性がある。一方で、賃金上昇などを受けて現状維持もしくは上方修正される可能性も指摘されており、その場合は円買い材料となる。
  
 ドル円は日銀会合を睨みつつの展開。158円台を中心とした推移から、会合結果次第での動きとなりそうだ。
  
 クロス円も基本的には日銀会合待ち。対ドルでのユーロやポンドの上昇から堅調地合いとなっているが、流れが一変する可能性に注意したい。ユーロ円は海外市場で186円台に乗せてきているが、会合次第で反落の可能性も。無難にこなすと186円50銭トライの可能性がありそうだ。ポンド円は213円台後半で推移。214円00銭手前の売りが上値を抑えているが、会合後の円売り次第では大台を超えてくる可能性がある。
  
 ユーロドルはドル安を受けて1.1750ドルを超えてきた。この後は1.17台を中心とした推移となりそうだ。ポンドドルは海外市場で一時1.3500ドルを超える場面が見られた。流れはまだ上方向だが、上値警戒感もあり1.3500ドルを中心とした推移が見込まれる。
  
MINKABUPRESS 山岡

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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