ダウ平均は5日続伸 IT・ハイテク株はまちまちも他のセクターは堅調 本日は短縮取引=米国株概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2025/12/25 06:30
NY株式24日(NY時間13:31)(日本時間03:31)
ダウ平均   48731.16(+288.75 +0.60%)
S&P500    6932.05(+22.26 +0.32%)
ナスダック   23613.31(+51.47 +0.22%)
CME日経平均先物 50555(大証終比:+215 +0.43%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は5日続伸。クリスマス・イブで様子見の雰囲気が広がる中、IT・ハイテク株はまちまちな値動きとなったものの、生活必需品や不動産、金融など他のセクターは堅調な値動きとなり、ダウ平均は堅調に推移した。S&P500は本日も終値ベースで最高値を更新。

 前日は第3四半期の米GDPが予想外の強さとなったことで、FRBの早期利下げ期待が一旦後退。米株式市場も一時的にネガティブな反応も見せていたが、結局S&P500は終値ベースでの最高値を更新して終えていた。

 投資家の関心は、本日から年始にかけて起こるとされる「サンタクロース・ラリー」に集まっている。この期間のS&P500の平均リターンは1.3%、78%の確率でプラスになっているとの指摘も出ている。直近は景気循環株へのローテーションも見られる中、年末に向けた市場のモメンタムは良好だという。

 なお、本日はクリスマス・イブのため、現地時間午後1時(日本時間25日午前3時)までの短縮取引となった。

 インテル<INTC>が下落。エヌビディア<NVDA>は最近、インテルの先進的な製造技術「18A」を利用して自社の半導体生産が可能か試験したが、試験は打ち切られたと報じられた。

 ナイキ<NKE>が上昇。アップル<AAPL>のクックCEOが12月22日に約295万ドル相当の同社株を購入したことが開示資料で明らかになった。

 バイオ医薬品のダイナバックス・テクノロジーズ<DVAX>が急騰。仏サノフィが同社の全発行済株式を1株15.50ドルの現金で取得する公開買付けを開始すると発表した。

 ロボット処理による自動化ソフトウエア開発のUiPath<PATH>が上昇。S&P中型株400指数の算出銘柄に採用される。1月2日の取引開始前から。

 アジオス・ファーマ<AGIO>が大幅高。FDAが同社のミタピバットを成人のαサラセミアおよびβサラセミアに伴う貧血の治療薬として承認したことが好感された。

 医薬品のリペア・セラピューティクス<RPTX>が大幅高。ポリメラーゼ・シータ(ポリ・シータ)ATPase阻害剤「RP-3467」をギリアド・サイエンシズ<GILD>に最大3000万ドルで売却したと発表した。

 医薬品のエッジワイズ<EWTX>が大幅高。同社が「EDG-7500」の第2フェーズの臨床試験「CIRRUS-HCM」のパートBおよびCの完了を発表したことが好感された。

 トラベレ・セラピューティクス<TVTX>が大幅高。カンター・フィッツジェラルドによると、競合の豪ダイメリクス社の最新情報が、同社がFDAに提出中の申請にとって前向きな読み替え材料になったという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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