*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米FOMCの政策方針にらみ
27日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米中貿易摩擦の激化回避を好感し、ドル買いに振れやすい地合いとなる見通し。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)をにらみ、過度なドル買いは抑制されそうだ。
前週末に発表された米消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回り、連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測が一段と強まった。それを受け米金利安に振れ、ドル買いは後退。ユーロ・ドルは1.1650ドル台に浮上し、ドル・円は152円付近から152円後半で推移した。週明けアジア市場で日経平均株価の強含みでリスク選好の円売りに振れやすいものの、ドルに利益確定や持ち高調整の売りも膨らみ上値の重さが目立つ。
この後の海外市場は米金融政策が注目される。米中貿易摩擦回避でドル買い・円売りは継続しそうだ。24日のCPI鈍化を受けた利下げ観測はすでに織り込まれつつあり、ドルへの過度な売りは抑制されるだろう。ただ、明日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見姿勢が広がるなか、今後の利下げのタイミングに注目が集まり、ドル買いは縮小の見通し。一方、今週予定される日米首脳会談、財務相会談が市場の関心を集める。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・9月耐久財受注(予想:前月比+0.2%)
<CS>
前週末に発表された米消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回り、連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測が一段と強まった。それを受け米金利安に振れ、ドル買いは後退。ユーロ・ドルは1.1650ドル台に浮上し、ドル・円は152円付近から152円後半で推移した。週明けアジア市場で日経平均株価の強含みでリスク選好の円売りに振れやすいものの、ドルに利益確定や持ち高調整の売りも膨らみ上値の重さが目立つ。
この後の海外市場は米金融政策が注目される。米中貿易摩擦回避でドル買い・円売りは継続しそうだ。24日のCPI鈍化を受けた利下げ観測はすでに織り込まれつつあり、ドルへの過度な売りは抑制されるだろう。ただ、明日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見姿勢が広がるなか、今後の利下げのタイミングに注目が集まり、ドル買いは縮小の見通し。一方、今週予定される日米首脳会談、財務相会談が市場の関心を集める。
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