◆ 不発 - 植田日銀総裁発言
注目の「植田日銀総裁発言」は“従来通り”に留まり、“新たな材料”が飛び出すことはありませんでした。
いわゆる“肩透かし”に終わる中、“円失望売り”からドル円はNYタイム序盤にかけて“155.354円”を上値を伸ばしました。
一方で「米12月利下げ見送り」との思惑から“ドル買い”は失速しており、米10年債利回り低下に伴って“154円半ば”へと押し戻されて、昨日の取引を終えています。
◆ “もう一段のドル調整売り”が想定されるが・・・?
このため本日は“方向感が出づらい”が自然となる中、“利益確定売りの継続性”を見極める展開が想定されるところです。
「トランプ・トレード」に伴う直近の動きを踏まえれば、“もう一段のドル調整売り”が意識されても何ら不思議ではないところです。
ただし「米12月利上げ見送り(据え置き)」は“40%前後”をすでに織り込んでいますので、金利面からは“下値を支える”として機能しかねないのが実状でもあります。
さらに昨日の「植田日銀総裁発言」にて“短期の円買い”は大部分が解消された可能性を鑑みれば、“過度な円売り”を期待するというのは…?
“もう一段のドル調整売り”を想定しながらにはなりますが、「日銀12月利上げ」が改めて意識されない限り、自ずと“下値は限定的”と見ておくべきかもしれません。
・・・となると本日は、為替に関しても「エヌビディア決算」に絡んだ“米株価動向(特に半導体関連)”と見ておくべきかもしれませんね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
156.753(11/15高値)
156.121(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:156.045(+2σ、11/15~11/18の76.4%戻し、大台)
上値4:155.641(11/15~11/18の61.8%戻し)
上値3:155.354(11/18高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:155.000(大台)
上値1:154.703(+1σ)
前営業日終値:154.634
下値1:154.446(日足・一目均衡表転換線)
下値2:154.000(大台)
下値3:153.843(11/18安値、11/8~11/15の61.8%押し水準、ピボット1stサポート)
下値4:153.410(11/12安値、20日移動平均線)
下値5:153.228(11/8~11/15の76.4%押し)
153.099(ピボット2ndサポート)
153.000(大台)
152.860(週足・一目均衡表先行スパン上限)
《10:45》
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