行きつけの書店で、朝井まかて「恋歌」の正規版を探した。
すでに、売り切れていた。
こんなにイイ出来なのに、出版社は初版冊数を読み誤ったようだ。
店員に尋ねると、
購入には予約が必要だが、
在庫は取り次ぎ会社にもなく、
入庫がいつになるのかは未定とのこと。
予約を入れながら、ふと思った。
このまま増版になったら、初版ではなくなる・・・。
(すると、将来の価値が下がるではないかという、相場師的な発想)
オイラとしたことが、初版の価値を忘れていたから
こんな失態をしでかしたのだ。
まぁ、いいけど。
それにしても、早く読みたい。
PS:朝井まかてが「恋歌」を書く発想の源なのだが。
ひょっとしたら、このあいだヒットした漫画
杉田圭の「うた恋い。」かも知れないと。
文学に携わる者として、あの作品を目にした可能性は高い。
それにヒントを得て、歌といえば・・・と題材を探している内に、
樋口一葉にたどり着いたのではないか。
他の歌人と違って、これはまず虚を衝いた選択なので、第一関門クリアだ。
そこで調査を進める内に、一葉の女師匠を発見した。
端緒のところは、こんな感じでいかがだろうか。
オイラの霊感は、当たっているだろうか。
それと、直木賞選者の中から、「題名がおかしいのではないか」という指摘があったが、
上記の理由も加わって、朝井はどうしても「恋歌」にしたかったのかも知れない。
やっぱり、オイラの霊感は、当たっているだろうか。