2012年の東京市場初日は晴天で凪。殆どの方が好スタートを切れたのではないかと思います。
トレンドも上昇基調に見えますが
売り方にはソブリンリスクという強い味方が付いているだけに、まだまだ安心は出来ません。
ところで為替が対ユーロ100円割れという状況になり
欧州の売り上げ比率が高い企業は、なかなか長いトンネルを抜けることが出来ません。
円高がどこまで進むかという判断は難しいところですが
心情的にはそろそろアッパーに近づいたのではないかと?(思いたいというのが本音)
因みにサイクル分析によると2011~2012年が円高のピークになるとのことですが
ソブリン危機という特殊要因が一段落しない限り、過去のデータを鵜呑みにすることは出来ません。
ただユーロが切り返す前に、円高が業績を圧迫している企業をマークしておくことも大事です。
私も正月休みに、欧州の売り上げ比率が高い主な企業(20%以上)を幾つかピックアップしてみました。
6586マキタ(42.5%) 5202日本板硝子(39.3%) 7309シマノ(38.3%) 6581日立工機(34.5%)
7974任天堂(33.0%) 7751キャノン(32.0%) 4902コニカミノルタ(28.0%) 6869シスメックス(28.0%)
6472NTN(25.1%) 7936アシックス(25.0%) 7731ニコン(22.9%) 6588東芝テック(22.0%)
6141森精機(21.5%) 6758ソニー(21.0%) 6367ダイキン(20.0%)
この他、7733オリンパス 3971京セラ 4631DIC 6113アマダ 6473ジェイテクト 7201日産 なども15%over。
これらの企業は、株価が安値圏にあることは確かなので、為替を睨みながら監視を続けようと思います。