ポイント
今日の日経平均株価の寄り付きは高く、ザラバも堅調な展開が期待できそうです。欧州や米国の株高に加えて、米国の引け後に発表されたインテルの好決算の影響が期待できると見ています。円安方向に振れている為替が、堅調なザラバを支えると想定しています。
米国マーケットの動向
スタート直後から大きく上昇したダウ平均株価は、ザラバも安定した上昇トレンドを描き、146.75ドル、1.44%の大幅高で終了しました。
前日引け後に、コンセンサスを上回る決算を発表したアルコアが大きく上昇して始まったことや、ギリシャの短期国債の募集が順調であったことを背景にした欧州市場の上昇が、好調なスタートを牽引しました。
ザラバでは、対ユーロでドル安が進んだこともあって、ハイテク・セクターがマーケットを押し上げました。SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が着実に上昇を続け、2.11%高となっています。
ハイテクセクターと並んでドル安の恩恵を受けるキャタピラーも3.90%の大幅高となり、引け後の時間外取引では、さらに0.46%上げています。
加えて、大引け後に好決算を発表したインテルが、引け後の時間外取引で7.81%の急騰を見せており、今日の日経平均株価の押し上げ要因として期待できそうです。このインテルの影響はをGLOBEXノナスダック100が鮮明に描き出しています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)は9.670円なっていますが、「インテル効果」を勘案すると、日経平均株価はそれを上回る好調なスタートとなることを期待しています。
ザラバでは、円安への動きがマーケットを押し上げると見ています。ギリシャの順調な資金調達や、EU財務相理事会が23日に公表するストレステストの結果次第では、公的資金の注入もありうるとした強い姿勢がマーケットの安心感を与えていることを背景にユーロの基調が強そうです。
対ドルでも多少円安気味に推移しそうな様子です。
今日は、重要な経済指標の予定はありませんが、15日まで日銀の金融政策決定会合が開かれます。決算は56社。島忠、三協・立山HD,、松竹、レナウン、キャンドゥなどですが、、アーケットへの影響は限定的と見ています。
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